2009年04月23日

5W1Hの2W

「5W1H」というのは日本だけでの言い方らしいが、
まあ色んなシーンで使い勝手が良いのでそのまま使わせていただく。

大抵の方はご存知だと思うが、念のため
Who(誰が)
When(いつ)
Where(どこで)
What(何を)
Why(どうして)

How(どのように)

という内訳である。

特にビジネスでの連絡やプレゼンではこれらを
きっちり押さえておけば内容に漏れが無く、
物事が円滑に進む・・・はず。
日本語の会話には主語を省く場合が多いせいか、
連絡や報告を受けてもいちいち漏れた内容を
確認せにゃならんことが多い。面倒だしひと手間かかる。仕事の大半の時間、車で移動していることが多いので
ラジオからさまざまな情報を仕入れるのだが、
明け方の4時5時台という時間帯はFMなどで
アルバムの特集やってることがある。

とあるFM局で同じアーティストの同じアルバムを
何度か耳にした。たぶん、ヘビロテしてるんだろうが、
J-POPと呼ばれる分野の曲を似非ボサ・ノヴァ風にカバーしたものだ。
E■Tの餅多嬢と元・茹でマリ(違)のYU■Iの中間くらいの声質だが
その女性ヴォーカルのけだるい歌い方にやたら不快感を覚えた。

曲目は誰でも一度は耳にしたことがあるものばかりだが

力強く愛することへの意思が・・・感じられない「Everything」

失ってしまった愛を躍動的に・・・歌わない「チェリー」

振り返った過去の自分と未来への不安、揺れ動く気持ちが・・・全く伝わらない「夜空ノムコウ」

愛する人を失った悲しみが・・・風に乗らない「島唄」 などなど・・・


過去の名曲のキメどころ、つまり「キモ」の部分を全く無視して
ただのイージー・リスニングに落としてしまった駄作である。

たぶん、人によっては「これいい。すごく好き!」ってなるところなんだろうな。
何しろ売れに売れて、アルバム3枚ですでに70万枚以上のセールスを記録している。
しかも、インディーズで通常のCD販売店ではなく、
「ヴィレッジ・ヴァンガード」を中心として販売してのセールスだそうだ。


僕が何故、こいつを槍玉にあげるかというと、
歌に対する愛情が全然感じられないからだ。
過去にヒットした楽曲を寄せ集め、ピントのずれた
間抜けな歌い方でせっかくの曲の持ち味を
見事に殺してしまっているのにやたら腹が立つからだ。

なんちゅうか、「やっつけ仕事」の臭いがプンプンするわけで、
仮にも歌で金を稼いでいるプロがこんなことしちゃイカン!
もっと楽曲の使用許可をくれたアーティスト達に敬意を払って
丁寧に仕上げるべきじゃないのかな?
ベタ〜っとした気持ちの悪い歌い方じゃなくて、
何度も何度もやり直して原曲のゾクゾクっとする部分を
引き出さなきゃ、全く味のしない煮物になっちゃうよ。


カバーが悪い、似非ボサ・ノヴァ風の腑抜けた歌い方が悪いと
言ってるんじゃなく、曲の聞かせどころ、曲という素晴らしい素材を
もっと上手に料理しなさいよと、言っているわけだ。


僕は、実はカバー曲が大好きで、
カバーばかり集めたアルバムなんちゅうのに目がない。

自分のオリジナルではなく、カバーなのに
まるでオリジナルであるかのように完全に
自分の持ち歌にしてしまった例は過去に山ほどある。

キャロル・キングが作ってジェームス・テイラーが歌ったのを
さらに見事にカバーした、ダニー・ハザウェイの「You Got a Friend」

古くはQuiet Riot、近年ではOasisが、どちらも格好良いヴァージョンで聞かせてくれる、
Rockの魂を歌ったSladeの「Cum On Feel The Noize」

ジェフとロッドという、70年代以来、
離れていた二大フロントマンが久しぶりに再会を果たした
ビデオ・クリップで有名な、カーテイス・メイフィールドの
「People get ready」も名曲だ。

ギターでBluesを弾く人なら誰もが一度は通る道、
ロバート・ジョンソンの「Crossroads」はクラプトンのカバーで有名になった。

色んな人の曲をさらにエキセントリックに、エモーショナルにカバーしているが
Jimi Hendrixはとりわけ敬愛するボブ・ディランの
「All Along The Watchtower」と「Like a Rolling Stone」に
ゾクゾクするようなプレイを見せつけてくれる。

どうだろう?本当にカバー曲を挙げていけばきりがないけど、
どれもこれも素敵に格好良く仕上がっている。
これこそ、カバーだと思っている。

だからこそ、先に挙げた、
ああいうク▼カバー・アルバムなんてのがどうにも許せないんだ。

今の日本の音楽業界、カバーがやたら増えている。
カバーを出せばそこそこ売れるし、
それでいっときはしのげるかもしれない。

全く無名の新人が何のタイアップも無しにいきなり
メガ・ヒットを出すなんてのはいまや不可能に近いかもしれない。

ならば、そこそこ売れてる奴にカバー歌わせて
稼いでおけばいいや、てな安直な考えでいたらどうなる?

悲しい日本の音楽業界がさらにダメな方向に向かっていくと思う。


長くなりそうなので、今日はこれくらいにしておきたい。
また続きは後日ということで。




posted by 地味・・・偏 at 21:20| Comment(6) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ローカルの振興も必要かも。とか思うこのごろ。
関西中心の方でも、ををってヒトが結構います。きっと、そちらもそうでしょう。めんたい系?
意外にピュアな音楽は地方にあると思ったり。

えらそうにすみません。m(_ _)m イツモデスガ
Posted by サダー at 2009年04月24日 22:06
★サダーさん

いや、F岡市はともかく
こちらじゃパンクとHMとN渕をコピーする
ストリート兄ちゃんしかおりませぬ(泪)

一番ミーハーな田舎町ですな(苦笑)
Posted by 地味・・・偏 at 2009年04月24日 22:48
おぉ!!聞いてみたかったり・・・・(爆)
Posted by Wolfey at 2009年04月25日 05:21
★Wolfeyさん

普通に聞けばどうってことないただのカバーアルバムです。

というより、ただのBGMですな(笑)

高い楽曲の使用料払ってまでこんなアルバム作る意味があるのか?
保険目一杯かけて運転技術にそっぽ向いたドライバーみたいに
不思議な感情を抱かせることしきりです。


寝るにはちょうどいいかもしれません(爆)
Posted by 地味…偏 at 2009年04月25日 05:51
昨日、ローカルラジオで掛かっていました・・・

こりゃあんまりじゃねぇ〜んな????(爆)
Posted by Wolfey at 2009年05月01日 11:01
★Wolfeyさん

最近よくかかるみたいですね。
しかし、ひどい!(爆)
Posted by 地味・・・偏 at 2009年05月01日 16:48
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